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86BRZのチューンの最高峰であり、定番化しつつある『過給』に関してどちらが良いのか分からない、迷ってしまっている方に対してのアドバイスです。
一般的に知られるSCは低回転から効いてくるとなっているが、HKSの遠心式は、そうではなく、逆に回してなんぼ的に過給圧が上がる、ターボ仕様のほうが低回転から効いてくるのだ。この点を踏まえた上で、あくまでキットを吊るし基準考えた場合にGTSCがコスト面でも有利だ。
●代表的キット例
吊るしキットを基準としたのは、当社のようにスペシャルな仕様変更が可能なお店では、SCもプーリー比を変えたり、ターボでもサイズを変えたりすれば前記のようにSC上からTBは下からが通用しなくなる。
もう一つこれはユーザー目線ではありません、施工する側の事ですが、HKS SCではセッティングデーター入りのフラッシュエディターなるものが存在し、TBではすべてがチューナーセッティングになるという事で、そのあたりもコストに反映される。当社の場合は独自ソフトで高度なの現車セッティングをパッケージすることで両キット共に安価な設定です。
●パワーチェック比較
- ※当たり前ですが、いずれもエアフロ電圧いっぱいまでの数値では最大パワーは同じです。(エンジンに供給する空気量を計測しているのがエアフロなので、同じ量入れば同じ出力です。)
320馬力、34キロ付近よりエンジンの限界が来ますので、ピストン、コンロッドの変更が必要となります。
以下に86BRZ用キットに関する比較メリットデメリットを上げました。
●メリット
- SC
-
- 普段使いでは燃費悪化にならない。
- 全体的なコストが安い
- 重量増が小さい
- 熱害が少ない
- エキマニ等排気系のチューンパーツが使える
- 駆動系負担が軽い
- エキマニ、キャタ等現存するパーツが使える。
- TB
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- 低回転から圧倒的なトルク&パワーアップ
- 過給圧のコントロールが出来る(ブーコン別途)
- 排気音が静か
- キット自体のほぼメンテナンスフリー
●デメリット
- SC
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- 本体のオイル管理や定期的メンテナンスが必要
- ベルト交換
- 任意にブースト変更ができない。
- TB
-
- 全体的に高額
- 重量が重い(トルク増大により帳消し)
- 熱害が深刻で対策が必要
- 駆動系に負担がかかりやすい。
●参考価格
HKS GTSCキット 工賃現車セッティング込み | 52.5万円(税別)〜 |
トラストターボキット 工賃現車セッティング込み | 68.8万円(税別)〜 |
※インジェクター、ブーコン別途
●当社のオリジナルセッティングについて
過給に関してのCPUチューンは完全に自社オリジナルで行なっています。
- 燃料MAP調整
- 点火時期ベースMAP変更
- 点火時期進角割合 変更
- 点火時期遅角学習補正 変更
- 点火時期吸気温度補正 変更
- インテークカムタイミング 最適化
- エキゾーストカムタイミング 最適化
- スロットルMAP
- スピードリミッター変更
- エンジンREVリミット変更
- ラジエターファンコントロール作動温度変更(3?4℃下)
- ポート/直噴噴射量割合 最適化
- AF学習補正 変更
- クローズ&オープンループ設定値
- レイルプレッシャー変更
- 負荷スケール変更
- DTC解除
以上等を変更した過給用のスペシャルデーターです。また、
- インジェクター変更
- エアフロセンサー変更
- 排気量変更
についても完全自社オリジナルでセッティング可能です。
オプション設定(現車セットのみ無料)
- フラットシフト
- ロンチコントロール